業界を選んだ理由

大学病院での勤務を希望しており、待遇面や、学会発表経験者・資格保有者・リハビリテーション職員が多いこと、病床数などを確認していました。また、領域については、理学療法士として自立してから考えようと思っていますが、就職先を選ぶにあたり、脳、心臓、癌に強い病院を軸に調べていました。

就活の準備

就活は6月から、本格的な国試勉強は12月からスタートしました。
気になった病院のWebサイトをすべて見て、基本方針や理念、病院やそのリハビリテーション科の掲げる目標などはチェック必須にしていました。自己分析は、実習指導の方が客観的に見て私の得意や苦手そうなこと、考え方の傾向、今後訓練が必要な視点も教えてくださったので、第三者から見える自分の特徴を知ることができました。大学の先生も想像以上に学生を気にかけてくださっているので、直接自分の印象や傾向について聞いてみるのも手かと思います。また、最近流行りの性格診断(MBTIなど)も、1つの指標として参考程度に活用しました。

就活時期にやっていたこと

新卒での就職先はとても重要と言われていたので、「ここで良いのか？もっと良いところがあるかもしれない。」と思ってしまい、前に進めなくなる事がありましたが、就職先に求める絶対条件を満たしているか、直接見に行った時に感じたフィーリングを重要視していました。中でもフィーリングは思いのほか重要で、見学に行った時、働いている情景が全く浮かばいところや、その反面、しっくりくるところもあるため、見学の時は緊張もあるかとは思いますが、働いている人と院内の雰囲気、患者さんと接する先輩たちの雰囲気や会話をさりげなく気にしてみると良いと思います。

学科の学びでアピールしたこと

面接や履歴書には、勉強の仕方と、学んだことを実習でどのように発揮できたかをアピールしました。例えば座学面では、苦手な暗記科目の「解剖学」で挫折しそうになったものの、運動学や生理学を学び始めたことで、機能や働きから膨大な量の単語を簡潔にグループ化するなど、仕組みを理解し順序立てた勉強により、疾患や現象の理解が深まり、全体像をイメージしやすくなりました。面接では、その場しのぎの勉強をしないというアピールポイントで話すことができました。
実技面では、演習の段階で患者役の学生に、不快な把持の仕方や動かし方をしていたら教えてもらうよう頼み、指摘があれば素直に受け止め改善したことで、実習で患者さんの関節可動域測定や他動的関節運動をする際に指摘を受けることなく行うことができ、触り方が優しくて安心すると言ってもらえたことをアピールしました。

学科からの就職サポート

2日間にわたり学内で就職説明会が開かれ、多くの病院から人事の方や現役理学療法士が来てくださり、求人票やパンフレットを元にその病院の説明をしていただきました。公開される求人票を参考にしたり、実習先をそのまま志望した人も多かったです。先生方の知り合いや関係のある病院から、直接先生に求人票が届くこともあり、これも随時メールやclassroomで共有してくれます。私自身も大学の先生から内定先の病院を直接紹介していただき、そのまま見学、面接、内定という流れで決まりました。