目白大学 学生便覧 学生生活
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インターネットの公開性と自己責任 関連法規やマナーを守る 特に注意! SNS 利用 スマートフォンの普及により、SNS やブログ、掲示板、動画サイトなどインターネットを利用することが日常になりました。容易に情報を得ることができ、コミュニケーションの幅も広がる一方、インターネットを利用するにあたっては十分な注意とリテラシーが必要です。また、インターネットで公開した情報はさまざまな人が閲覧できる状況にあります。掲示板やブログなどに、友達しか見ていないからという安易な気持ちで個人情報を書き込んだり、写真を掲載したりすると、思わぬトラブルに巻き込まれることがあります。インターネットの公共性を常に念頭においておきましょう。また、インターネットを利用した情報発信・受信によって生じる社会的責任、法的責任は自分で負わなくてはなりません。インターネット上で起こったことはすべて自己責任であると理解する必要があります。 インターネットを利用する際には、法律や条令などの公的規則を守らなくてはなりません。また、法令上禁止されていないことでも、守るべきマナーがあります。特に気をつけることは、以下の項目です。 【知的所有権の侵害】 知的所有権とは、著作権、特許権、商標権、意匠権などのことです。他人が作成した文章や写真、イラスト、プログラムなどを無断でコピーすることや、ネットワーク上に公開する行為は禁止されていますので、安易な気持ちで転用・複製をしてはいけません。 なお、レポート課題などで、インターネット上に掲載されている文章や図を自分のレポートに転写(いわゆるコピペ)することは、不正行為とみなされ、当該学期の全科目の単位不認定等の厳しい処罰が与えられます。 【プライバシーの侵害と保護】 インターネット上で、他人の個人情報や写真を公開することはプライバシーの侵害に当たります。他人はもちろん友達同士でも写真などをアップする場合は、その人の了解を得るなど情報の取扱いに注意しましょう。差別的な発言、誹謗中傷なども人権の侵害となることがありますので、発言には十分な配慮が必要です。 また、自分のプライバシーの保護にも注意を払いましょう。個人情報やクレジットカード情報などを発信する必要があるときは、そのサイトの「プライバシーポリシー」を読み、情報の扱いに信用が置けるかどうかを確認しましょう。 【ハッキングやコンピュータウイルスとセキュリティ】 インターネットを用いてあらゆるコンピュータに無断で侵入し、情報を操作、破壊する行為や、コンピュータウイルスや悪質なソフトウェアを送信する等の迷惑行為は禁じられています。また、自分がそのような行為の被害者にならないためにも、ウイルス対策ソフトは必ず利用しましょう。 多くの学生が利用しているSNS と総称されるインターネットサービスに関して、近年トラブルが続発しています。SNS 上に違法行為や反社会的な行為について記述したことで、いわゆる「炎上」状態となり、書き込んだユーザーの個人情報が特定されてしまうなど、インターネット上だけでなく日常生活にも悪影響を与えます。SNS でのこうしたトラブルは、学則による処罰だけでなく、金銭賠償や処罰を受けるなど自分が思うよりはるかに重い事態に陥ることを十分理解しましょう。 15. インターネット利用(SNS など) 30

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