9.1 犯罪 9.2 薬物・危険ドラッグ 9.3 詐欺 ・埼玉県消費生活支援センター 川 口 TEL：048-261-0999 相談受付時間 9：00 ～ 16：00（月～土） 熊 谷 TEL：048-524-0999 相談受付時間 9：00 ～ 16：00（月～金） 「大学生は社会的責任が軽い」という誤った認識を持たれることがありますが、刑法をはじめ一般の刑事法令は適用されます。出来心や好奇心から罪を犯してはなりません。有罪となると、その後の人生への影響は小さいものではありません。 覚せい剤をはじめとする薬物は脳の機能を狂わせることで快感を得ます。その結果、体だけではなく自分自身の人生、そして家族の人生をも台無しにしてしまいます。 「一回だけなら大丈夫」、「一度や二度くらいなら、やめようと思えばやめられる」という考えから薬物を使用するケースが増えていますが、薬物の快楽はすさまじいため、その快楽が忘れられず「もう一回ぐらい大丈夫…」といった誘惑に勝てず、再び薬物を使用し、そのサイクルがどんどん短くなり、薬物中毒となっていきます。 薬物を使用させようとする側も「スピード」や「アイス」といった響きのよい隠語で薬物の恐ろしさを隠したり、「ダ イエットに効果がある」などと、好奇心をかきたてるような誘い方をしてくるので注意してください。 また、現在は「危険ドラッグ」として規制対象となりますが、覚せい剤や麻薬等に化学構造を似せて作られ、これらと同様またはそれ以上の危険な作用を有するものが「脱法ドラッグ」と称し、堂々と販売されていたこともあります。危険ドラッグを吸引した結果、幻覚や意識障害による重大な事故を引き起こし、その責任を負わなければならなくなります。危険ドラッグはあなた自身の心身を害するのはもちろん、家族や友人も巻き込んで不幸にしてしまうので、甘い誘惑があっても絶対に手を出さないでください。 詐欺の被害に遭わないことは、騙されないことと同義です。しかし、詐欺師は甘くありません。騙されたと感じないように騙してきます。大学生相手の詐欺行為として代表的なものに「教材の購入」「就職塾・自己啓発セミナーへの入会」「ボランティア団体を装った集金」「架空の資格取得」「会員制団体（知り合いを加入させると手数料が入る等）への入会（ねずみ講・マルチ商法）」等が挙げられます。そういった団体は、「今だけ」「あなただけ」「幸せになれる」「簡単に儲けられる」「手間がかからない」といった甘い言葉で巧みに誘いかけてきます。このような言葉を並べて購入や入会を勧める団体や商品はまず疑ってください。 万が一、騙されてしまったときは速やかに国民生活センターや消費生活センター等に相談してください。 9. 犯罪・薬物・詐欺 24
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