7.1 健康診断 7.2 抗体検査・予防接種(ワクチン接種) 7.3 感染症 7.4 性感染症の予防について(STI) 7.5 禁煙・脱煙の勧め 学校保健法により、年1回の健康診断実施が義務付けられています。健康診断を受診しない学生は、学内演習・臨床実習への参加が認められないことがあります。また、未受診者や、受診項目に不足がある場合、健康診断書は発行できないため、実習先・インターン先・就職先へ健康診断書を提出することができません。大学の指示に従って必ず全員が健康診断を受診してください。アレルギー、疾患、ケガ、障がい、そのほかの事情によって学内で健康診断を受けることができない学生は、保健室へあらかじめ申告する必要があります。 抗体検査の結果は、健康診断結果とともに配付します。いずれかの抗体値が基準値に満たない、かつ、ワクチン未接種の場合は、臨床実習参加のためワクチン接種を求められることがあります。各自指示に従って接種をしてください。ワクチン接種後の予防接種証明書や母子手帳の写しは、指示に従って各窓口に提出してください。提出後の予防接種証明書は保健室にて保管します。 年間通して様々な感染症が発生しています。特にインフルエンザ、ノロウイルスなどは集団感染になることが多々あるため、体調不良時には早めに医療機関を受診して、医師の診察を受けてください。感染症の種類によっては出席停止・公認欠席となるため、よく確認してください(学生便覧[履修要項(さいたま岩槻)]内の「公認欠席」を参照)。 感染症に罹患したまま通学すると、実習中の学生や国家試験を控えた学生に感染するのみならず、実習中の学生を通して医療機関や実習施設の患者・利用者の方へも感染が広がる恐れがあるため、医療系大学の学生として自覚を持って適切な行動をとってください。 性感染症とは、「性的接触によって感染する病気」と定義されています。誰もが感染する病気であり、適切に予防する必要があります。性感染症は症状が無いことも多く、あったとしても医療機関を受診しにくいなど治療に結びつかず、感染がいつの間にか他の人に広がってしまうという問題があります。 また、出産可能な女性が罹患した場合は、赤ちゃんへの感染など母子感染により次世代にも影響が及ぶという重大な結果を招きます。最近増加している梅毒やHIVなどの病気だけでなく、ウイルス性肝炎や子宮頸がんなども性的接触が主な感染経路と考えられています。 正しい知識と自身の注意深さによる予防、万が一罹患してしまった時の早期治療が大切です。 喫煙による身体への悪影響は喫煙者が考えている以上に大きいものです。呼吸系疾患や肺がんなどの原因となることも指摘されています。また、習慣性・依存性が強く、喫煙が習慣になるとやめることが難しくなります。 現在、オフィスを禁煙とする企業も多く、喫煙習慣がマイナスになることはあっても、プラスに働くことはまずありません。身体を痛め、将来のプラスになる要素がない喫煙を続ける理由はありません。20歳未満の方は喫煙しないよう、20歳以上ですでに喫煙の習慣のある方には、この機会に禁煙・脱煙をすることを勧めます。 7. 健康管理 22
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