人間性(humanity)、社会性(sociality)、知力(intelligence)、健康(healthiness)、向上心(aspiration)の5つの要素から構成されるものとする。 ①《誠実さ》仕事においても人間関係においても、誠実な人間になろうと努力することができる。 ②《優しさ》相手の立場を思いやる優しさと、生命を尊び自然を慈しむ心を保持し続けることができる。 ③《感性》芸術やスポーツ等の優れた文化的営みに素直に感動することができる。 ④《規律性》規律ある生活態度を維持していくことができる。 ①《社会的な責任感》勤労を重視する態度と高い倫理観を身に付けた教養ある市民として、自己の社会的責任を果たしていくことができる。 ②《社会貢献の意志》文化的背景や育った環境などを異にする他者と協働し、社会の発展に積極的に寄与していくことができる。 ①《思考力》 ・〈自律的な思考と判断力〉常に自分の頭で考え的確な判断を下すことができる。 ・〈科学的探究の姿勢〉ものごとの自明性を疑い、より多くのことがらを矛盾なく統一的に説明するにはどうすればよいかと考えることができる。 ・〈直観力〉ものごとの本質を直観的に捉えることができる。 ・〈相対化の力〉ものごとを相対化して考えることができる。 ・〈しなやかな知性〉人の意見に真摯に耳を傾け、その必要がある場合には自らの意見や考えを柔軟に修正することができる。 ②《汎用的技能》 ・〈日本語運用能力〉高度な日本語の運用能力を身に付け、これによって他者の意見や主張を正しく理解し、自分の意思を相手に的確に伝えることができる。 ・〈英語運用能力〉国際共通語としての英語の基礎的な運用能力を身に付け、これによって世界の人々と英語で意思疎通を図ることができる。 ・〈情報活用能力〉情報リテラシーの基礎を身に付け、これを基に情報を収集・分析や、表現・発信をすることができる。 ①《心身の健康》健やかな身体と豊かな心を自ら育んでいくよう努力することができる。 ②《自己管理力》健康の維持に努め、自己の生活を適切に管理することによって、明るい社会生活を送っていくことができる。 ①《無知の知》自分はまだ不完全な人間であり、学ばなければならないことがたくさんあると、自覚することができる。 ②《知的向上心》学ぶ楽しさや知る喜び、あるいは知的な感動などを体得し、この経験を基に自分をさらに高めようと努力していくことができる。 ③《求道心》正義と真理を探求する熱意や態度を持ち続けることができる。 11.4 全学共通の「学士力」 人間性(humanity) 社会性(sociality) 知力(intelligence) 健康(healthiness) 向上心(aspiration) 52
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